皆様、こんばんは。

昨日から、急に気温がグッと下がり、寒い!と感じるようになりました。

急な寒さに体がついていくのが大変です。こんな時は、風邪もひきやすくなりますので、本日は、風邪予防のコツのお話を。

…ちょっと咳が出るな、熱っぽいな、と思ったら、
それは風邪のひきはじめかもしれません。

あなたの風邪はどこから来ますか?
喉からでしょうか?鼻からでしょうか?

東洋医学では、「背中」からと言われています。

ほら、背筋がゾクッとして「風邪かも…?」って
思われたことありませんか?

風邪予防、背中を温めて、冷え対策

首の後ろから肩・背中にかけて、僧帽筋(そうぼうきん)という大きな筋肉があります。大きな筋肉の僧帽筋を温めることで、上半身全体に保温効果が伝わりやすくなります。

そこで大事なのは、肩甲骨と肩甲骨の間を温めることです。肩甲骨の間には太い血管が走っているため、肩甲骨の間を温めると、上半身全体の血行が改善され、筋肉の硬直も楽になります。

こうして、全身へと血液が巡りやすくなり、冷え対策に効果的です。

風邪予防に肩甲骨ストレッチ

<ストレッチ方法>

立った状態でも、座った状態でもかまいません。
胸を大きく開いてください。ゆっくりと。
肩甲骨を後ろに閉じていくイメージで、胸を反らせていきます。
肘を曲げ、上を向いて、息を吸います。そして、5秒間とめてください。

身体が伸びて、気持ちいいと思います。

 

つぎに、後ろに引いていた腕を、前へ伸ばします。
下を向きながら、ゆっくりと息を吐いていきます。
背中を思いきり、まるめてください。

肩甲骨が広がっていくのが、わかるでしょうか。

限界まで伸ばしても、もう少し、という気持ちで前へ突き出してください。
両手をクロスさせると伸ばしやすいです。
そして伸ばしたときも、5秒間とめてください。

この肩甲骨ストレッチを1日3回、朝昼夜とやってみてください。

風邪予防のツボ 風門

風邪のひきはじめには、風門(ふうもん)と呼ばれるツボの刺激もおすすめです。

「風門」とは文字通り、風(かぜ)の門(もん)です。
東洋医学では、ここから風邪が入ると言われています。
その風門は、肩甲骨のあいだにあります。
みなさん、カイロは背中に貼りますよね。
そのあたりにあるのが、風門です。
もしかしたら知らず知らずのうちに、風門を温めようとしているのかもしれません。

風邪は万病のもと、と言われているように、
ちゃんと予防しなければ、
免疫力が落ちて、インフルエンザになったり、胃腸炎になったりと、様々な病気につながってしまいます。

風邪予防のために、風門を刺激しましょう。

風門のツボは、風邪だけでなく、肩こり・頭痛の予防や治療にも効果があります。

まとめ

背中は身体のなかで、意識されにくい場所です。

しかし、背中・とりわけ肩甲骨を積極的に動かす事で、上半身を温め、体全体へと血流を巡らせて行き、風邪を予防していきましょう!

肩甲骨は、健康のコツです。