ふくらはぎの筋肉が強く収縮して痛みをともなう「こむら返り」。こむら返りは夏に多いのが特徴です。特に夜間に生じると目が覚めてしまって、ただでさえ寝苦しい夜に、本当に辛いですね。どんな時にこむら返りが起きやすいのでしょうか。

水分、ミネラルの不足が原因
こむら返りの主な原因は水分とミネラル不足です。夏場は日中に汗をかくので水分とミネラルが不足しがちです。マグネシウムやカリウムなどのミネラルは筋肉の正常な伸縮に欠かせないものです。
体の水分を汗で失ったうえに、ミネラル不足でさらに水分の排出が進むと体は脱水状態になります。

日中の筋肉疲労も影響
日中の肉体労働やスポーツなどで筋肉を酷使すると、筋肉内に疲労物質がたまり、血液の流れが悪くなります。筋肉は硬くなり、伸縮を上手に行うことができません。このような疲労状態に脱水状態が重なると、夜間にこむら返りが起きる可能性が高くなります。

お酒を飲む日は特に注意を
暑い日に、汗を流してがんばった後の一杯は格別です。渇いたのどをうるおしてくれるビールですが、アルコールには利尿作用があるので注意しましょう。尿はカリウムを排出してしまうので、こむら返りが起きやすくなります。たくさんビールを飲んだ日は、かえって体の水分やミネラルが失われがちです。

こむら返りが起きてしまったら?
こむら返りが起きてしまったら、ふくらはぎを伸ばすようにします。足の親指を持って体側に引っ張ると、ふくらはぎがストレッチされます。また、足の裏や土踏まずをマッサージしたり、温めて血行を良くするのも効果的です。

暑い夏はのどが渇くので自然と水分摂取量が増えるでしょう。問題になるのは塩分(ミネラル)の方です。高血圧やむくみの原因として悪いイメージもある塩分ですが、発汗量の増える夏の体調管理には欠かせないものといえます。チーズなどの乳製品や小魚には塩分とカルシウムが含まれています。
また、バナナ、豆類、海藻類はカリウムを含みます。これらを意識的に摂取することで、水分不足・ミネラル不足から来る、こむら返りなどの夏のトラブルを防ぎましょう。

 

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