知らないうちに背骨を骨折する『いつの間にか骨折』の原因は骨粗しょう症です。

カルシウム不足によって骨の中身がスカスカ状態になるのが骨粗しょう症。

いつの間にか骨折は、骨粗しょう症によって骨がスカスカになり、人体の重さと重力に耐えられなくなった骨が圧迫して潰されることで起こります。

いつの間にか骨折は痛みがない?

骨折ですから痛みが出そなものですが、圧迫骨折は元々合った位置から骨が飛び出さないことも多いため、痛みを感じないことも多いです。

いつの間にか骨折で痛みがない人は、長年骨折していることに気づかず、別の病気で病院に行った時に骨折していることが発見されることもあります。

いつの間にか骨折は危険!

骨折の時に破片が発生し、その破片が神経に触ると慢性的な痛みとして現れることがあります。

背骨が骨折することで内蔵の圧迫が起こり、食欲不振や内蔵の機能低下が起こることもあります。

気付かないから危険はないというものではなく、人体への影響は確実にありますのでほうっておいて良いものではありません。

いつの間にか骨折の予防方法

いつの間にか骨折の原因は骨がもろくなる骨粗しょう症です。

つまり、『骨を脆くさせない、強くする』ことがいつの間にか骨折を予防する方法になります。いつの間にか骨折を予防する代表的な方法は2つ。

【栄養摂取で予防する】方法と【運動で予防する】方法です。なお、どちらか片手落ちでは「いつの間にか骨折」の予防効果はありません。

【栄養摂取で『いつの間にか骨折』を予防する】

骨を強くする栄養素として挙げられるのがカルシウムですが、カルシウムだけを摂取しても骨はなかなか作られません。

骨を作るためには骨の代謝を促進するビタミンDと骨の生成を促すビタミンKも同時に摂取すると良いです。

カルシウムは牛乳、小魚、小松菜など
ビタミンDは青魚、うなぎ、しいたけなど
ビタミンKは納豆、ほうれん草、小松菜、ニラなど
特にカルシウムは簡単に摂取できる牛乳から摂取すると良いでしょう。ヨーグルトもおすすめです。

【運動で予防する】

骨を作る栄養素を摂取しても運動して体に負荷を与えないと骨は作られません。

現に運動不足の人は、若い人でも「いつの間にか骨折」になっている人もいるのです。

ウォーキングやジョギングを取り入れたり、普段の生活でもエスカレーターを使わず階段を使うなどしてできるだけ運動を取り入れるようにしましょう。

『いつの間にか骨折の原因と予防法』のまとめ

最近の日本の子どもたちは、ちょっとしたことで骨折をすることが多くなりました。

原因は明らかに運動不足と栄養不足です。いつの間にか骨折は年をとってからのものだと思われがちですが、最近は、いつの間にか骨折の発症年齢が低下している傾向にあります。