鼻・口から吸い込んだ酸素が血液中のヘモグロビンと結合し、全身に運ばれることによって、人間の生命は保たれています。 しかし血液中の酸素量が一定レベルを下回ると、立ちくらみ・めまいなどの症状が起き、最悪の場合生命の危険すらありえます。
いつ、どんな時に血中酸素濃度を測るべきか?
・・・・などなど 学校の児童・生徒が体調不良を訴えたとき、とっさの判断で酸素濃度を知ることができれば、児童生徒を即救急車で病院へ送るべきか、それとも養護室での休憩で十分かがすぐに判断できます!!!
「正常な血中酸素濃度」の目安は?
健常者のSpO2は96~99%です。 しかし、肺や循環器に慢性の疾患を持ってあられる方が風邪や肺炎を起こすと、急激にSpO2が下がることがあります。 一般に、SpO2が90%を切れば(急性)呼吸不全と判断されますが、90%にまで下がっていなくとも平常のSpO2から3%-4%の下降をすれば何らかの急性の疾患を引き起こしている可能性があります。
●酸素飽和度は理想的には96%~98%であるが、人によっては普段から低いこともあるので、状態安定時の数値を知っておくことが大事。
●普段より低い数値の場合には指をかえて測定する。状態安定時より3~5%以上低いか、または、90%を下回る場合は速やかにかかりつけ医に。
健常者の場合、血中酸素濃度は100%に近付けば近付く程健康的であると言われています。とは言え個人差もあるので、一応96~99%の間であれば正常値と考えられています。 これに関しては大人も子供も変わらず、基本的には「高ければ高い程良い」と考えてもらっても良いでしょう。逆に95%以下の場合は、何らかの疾患を抱えている可能性があり速やかな対処が必要です。なお95%以下であっても、条件付きで正常値となるようです。