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2018年1月20日(土)

冬場の運動

「寒い日の屋外で急に運動をすると、室内との急激な温度差によって血管が収縮し、交感神経も緊張・収縮してきます。すると血圧も上昇し、心筋梗塞や脳卒中、ごく稀ですが動脈瘤の破裂などを招く可能性があります。

また、寒いと筋肉も硬くなり、粘性(伸縮する性質)が低くなります。筋肉が硬いままの状態で重いバーベルを持ち上げたり急に走ったりすると、筋が断熱し肉離れなどを起こす可能性があります。ほかにも、関節可動域が減少し、骨と骨の間にある関節液が体が冷えることで少なくなり、脱臼することがあります」

冬場のケガや心筋梗塞が多いのは、筋肉や血管の収縮に原因があったからなんですね。

冬場の運動前に気をつけたい事!!

①極端な温度差をなくすこと

「屋内と外気の温度差が激しいと、ケガや生活習慣病を引き起こす可能性が高まります。まずは部屋のエアコンを切って寒さに慣れてから外に出るのがよいでしょう」

②ウォーミングアップをすること

「冬場の運動では準備運動がとても大切です。基本的に5~10分程度が望ましいとされており、心拍数が毎分120(高齢者だと100)程度になるようなウォーミングアップを目指してください。部屋と外との寒暖差がはげしい日は、室内で準備運動をしてから外に出るのも良いでしょう」

手順としては、まず、手足をほぐすなど、軽い全身運動を行い、次に、反動をつけない『静的ストレッチ』を、呼吸を止めず無理に筋肉を伸ばそうとせずに、ゆっくりとした動作で行ってください。それに慣れてきたら、もう少し負荷が高く動きのなかで柔軟性を発揮させる『動的ストレッチ』を加えて、徐々に体に負荷をかければと思います。ラジオ体操も、「2番」は関節を広く動かすなど、激しい動きが多くなっています。あれも『動的ストレッチ』が多く組み込まれているからなのです」

防寒グッズで体を冷やさないこと

「運動する際の格好にも注意が必要です。理想的なのは、厚着一枚を羽織るのではなく、生地が薄いものを何枚か重ね着すること。運動量にあわせて徐々に脱いでいくことで温度調節がしやすくなるため、余分に汗をかいたりせず、筋肉の硬化も抑えることができます。手袋、ネックウォーマー、マフラーなどいろいろな防寒グッズで、できるだけ体全体を温めるようにしてください。スポーツウエアにも防寒性、通気性に優れたものがあります」

冬場の運動の際にケガや生活習慣病から身を守るには、寒さに体を慣れさせると同時に、筋肉を徐々に柔らかくしていくことが大切。準備運動と防寒グッズで、健康的な冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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